

【日版】Love Trip / 間宮貴子 Takako Mamiya

アルバム通して聴けるレアなシティポップス名盤。
大貫妙子『サンシャワー』と並び、現在のシティポップ再評価を象徴する一枚。82年当時もほとんど話題にならずこの一枚で消えていった歌手、間宮貴子の唯一作品。再評価のきっかけとなった(1)のほか、冒頭(2)(3)(4)(5)などアナログA面を占めるメロウ・ミッド曲、さらにB面を飾る(6)(7)(8)のアップ、そして終盤(9)(10)のミッドまで全曲捨て曲なしの恐るべき内容。難波弘之や井上鑑、鳴瀬喜博などによる確信犯的なシティ・グルーヴの素晴らしさは勿論、なにより間宮貴子の歌謡曲やニューミュージック臭をまったく感じさせないフラットなボーカルが本作に特別な普遍性を与えている一枚。

1.LOVE TRIP
2.チャイニーズ・レストラン
3.真夜中のジョーク
4.哀しみは夜の向こう
5.ALL OR NOTHING
6.渚でダンス
7.ONE MORE NIGHT
8.モーニング・フライト
9.たそがれは銀箔の…
10.WHAT A BROKEN HEART CAN DO